Sorry,Japanese only
Last Update 20000709

マンマシンインターフェースを考える

 久しぶりのNewエッセイです。そういえば、「読書」のページは全然更新していないなー。最近(社会人になってから)、普通の本を読む機会がメッキリ減ってしまいました。読む本と言えば専門書ばかり、これは、人として間違っている・・・と思い、最近は寝る前に普通の本を読むようにしています。でも、あんまりメジャーな本は読まないので、周りの人とは読書談義ができなかったりします。ちょっとかなしい。
 さて、本題。「マンマシンインターフェースを考える」としましたが、これは、先日、友人(同僚)との寮での会話から出た話しがなかなか考えさせるものだったからです。
 この、友人とは話しをするたびにMacとWinのGUIの違いについて話しをすることになります。ちなみに、会社のマシンのOSはWin98なんですが、あの使いにくいGUI(エクスプローラが立ち上がる)は何なんでしょうか?? 私自身のOS使用歴としては、MS-DOS、Mac、Win95と来て、ずーっと、Win98が出てもマシンのスペックの関係でWin95を使い続けていたので、Win98の実態は知らなかったのですが、初めて触ったWin98のGUIは改悪以外の何者でもないと感じました。
 それはさて置き、その友人はMacユーザなんですが、まあ、ユーザインターフェースにうるさいわけです。わたしも学生のときは「報知音」という、機械から人間への情報伝達に関する研究をしていたこともあり、結構ユーザインターフェースには興味があります。
 いろいろ話しをした中で、

「なぜエレベータに“閉”ボタンがあるんだ?」

という話しになりました。彼が言うには、「エレベータはほっといても、勝手に閉まるじゃないか!」というわけです。私は彼に「日本人は忙しいから、さっさと閉めて次の階に行きたいからじゃない?」といい、さらに、「それに、学生のときは降りるときに“閉”ボタンを押していくのがマナーだったし」と言いました。それを聞いた彼は「なんて、余裕がないんだろう」と言いましたが、もっともなことです。私が学生だったときの話しなんですが、こんなことがありました。エレベータに友人と乗っていて、彼がエレベータを降りるときにも、ちょっと話し込んでいたんです。つまり、エレベータが開いてもまだしゃべっていたんです。すると、後ろからアホ教授が「早く降りろ」と言うんです。その時は、慌てて「それじゃ」と友人に別れを告げ“閉”ボタンを押したのは言うまでもありません。
 そうです。私はあのとき確かに“閉”ボタンを押したのでした。決して、“開”ボタンを押して友人と話し込んでいた訳ではありません。今思うと、なんて余裕のない人種なんだと思います。さてさて、こんな愚痴話は適当に止めておいて、彼は、次にこう言いました。大体

「“開”と“閉”って間違いやすくないか?」

そう言われてみると、私は寮のエレベータで“開”と“閉”を間違って押したことがあります。エレベータに向かって走っている人がいたんで“開”ボタンを押そうと思って間違って“閉”ボタンを押して閉めてしまったのでした。エレベータによっては、ボタンに“開”と“閉”という文字を付ける代わりに標識(マーク)で表現しているものもあります。これは結構いいアイデアです。大体、“開”と“閉”なんて文字じゃ、欧米の人で漢字がわからない人はまったく区別が付かないはずです。でも、その後、彼が言ったエレベータのボタンに対するアイデアは、なかなかのものでした。彼は、

「なんで、ボタンをトグルにしないんだ?」

と言ったのです。これは、すばらしい意見です。このページをエレベータ業界の人が見ていたら、すぐに実行すべきでしょう。(もしかしたら実行しているメーカってありますか?)
 さて、彼が言ったトグルというのは、エレベータの開閉ボタンを一つにすると言うものです。具体的には、「エレベータが完全に開いているときボタンが押されるとドアは閉まる」「エレベータのドアが閉まりかけているときボタンを押すとドアは開く」こうすることで、操作性はかなり改善されるというものでした。
 彼の意見を聞いた後、私はさらに付け加えました。「そのアイデアは高齢者にとってもいいはずだ」と。なぜなら、慌てたとき人は結構適当にボタンを押してしまうということがあります。高齢者なんかでは特にあると思いますし、若者の実例としては、上に書いた私の体験談のようなことがあります。しかし、ボタンが一つならどうでしょうか。慌てたとしても、「押すボタンは一つしかない」のであれば、間違いようがありません。マンマシンインターフェース系をこういう形で単純(シンプル)にすることは、きっと、高齢者にもやさしいはずです。

これこそユニバーサルデザイン

というものです。
 エレベータ業界の人、どうですか?

...かわたのつぶやき


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