Sorry,Japanese only
Last Update 20000826

仲良しと共同作業

 私が仕事をしているときの先輩との会話
「なんか,発振しているっぽいんですけど」
「まかせた...」
笑.
「なんか,ジッタが減ってくれないんですよね」
「まかせた...」
笑.
 なぜ,会話の後に笑いが起きているのか.それは,この「まかせた...」っていうのが上司が先輩に対してよく言う言葉らしいからです.実のところ,困っているから相談しているわけで「まかされても」困ってしまいます.

 ところで,先輩は役付きでもないのに,全体の取りまとめをやったりしています.そんなわけで,「○○さんは毎日何をやっているんだろう?」ということを私に言ってくることもあります.なぜ,上司でなく先輩が取りまとめをやっているのか.それは,先輩が「まかされている」からなわけで...
 私の課は,先輩も含めてほんの数人です.上司が取りまとめをしないので,先輩が仕様を固める作業をして,もう一人の先輩が部分的な回路実験,私も回路実験をします.新入社員の私が設計して実験したものが製品として使われるようになるのでやりがいはあります.

 さて,私の課の人間はそんなに仲が良いとは言えないのですが,実際問題,共同作業をする上で仲が良いのと悪いのとでは,どちらがよいのでしょうか?
 これは,私の持論なんですが,

「業務に支障をきたすほどの仲良しならば,仲の悪い方が良い」

と思っています.仲良しがすぎて「なれあい」になってしまうと製品の品質に影響を与える場合もあると思います.大学での研究でも,鋭い意見がでなくなり,結果として研究のレベルを下げることになるのではないでしょうか.
 つまり私が言いたいのは,鋭い意見を「いちゃもんつけている」とか思うくらいの仲良しなら悪い方が良いということです.
 そんなやついねえよ.と思うかもしれませんが,私が昔居た研究室はそんな雰囲気でした.今はどうだか知りません.知りたくもありません.結局,「仲良し」で満たされた空間になってしまったんではないでしょうか?

 それじゃ,逆に「仲が悪い」場合はどうでしょうか? この場合,共同作業がうまく進むかどうかは本人たちの考え方次第だと思います.あんなやつとは仕事(研究)がしたくない,と思えばそれまでですから.でも,同じ仕事をしていたり,同じ研究室で研究をしているのであれば,目標は同じだと思うんです.研究室の場合,研究テーマは違うかも知れませんが,グローバルな意味での到達地点は同じはずです.同じ目的を持って仕事をしているんだったら,もう少し,大人になって日々の仕事をこなすべきなんだろうなと思います.

 社会人になって思ったのは,仲は良くない(悪い?)と思える人たちでも,みんな共同で,同じゴールを目指してがんばっているということです.その過程では,みんな積極的にディスカッションをしています.

 学生時代,比較的ズケズケと意見を言うほうだった私は,きっと仲良しグループの連中に「いちゃもんつけてる」と思われたことでしょう(確認のしようが無いので被害妄想である点は否めませんが).そんなわけで,ミーティングの場で意見を求めても返答なし,ということがよくありました.わからない点を質問することすらしません.昔は,

こんな研究室でていってやる.

と思ったものでした.
 それに比べると,今は残業が多くて毎日夜10:00までやっているけど,

快適だなあ

と思うんです.

...かわたのつぶやき


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