生と死と,そして希望と絶望と
久しぶりのエッセイは,ちと,重苦しいテーマでやってみます.
最近のニュースを見ていると,かわたが幼い頃には考えられなかったような事件が起こっている.高校生が好きだった女の子を殺す,小学1年生の女の子が殺されてダンボール詰めにされる・・・意味がわかんない.かわたの未来は絶望に満ち溢れているような気がする.
かわたは,人間は精神的に強い動物だとは決して思っていないから,「死にたい」衝動に駆られている人が大変な(特別な)状態にあるとは思わない.冷たいと思われるかもしれないけど,それでも,突き放すつもりもない.ただ,その「死にたい」気持ちが十分に理解できるからこそ,「大変な状態だとは思わない」のだと思う.
簡単に死を選ぶ人達が多いのは何故だろう.かわたには,安易なバーチャル・コミュニケーションがそうさせているような気がする.つまり,わからない,理解できない・・・苦しんで悶えそうになる・・・ そんなとき,今の若い人達(もちろん,私も含まれる)は,一人で悩み苦しむことなく,インターネットの力を借りる.サーチ・エンジンで適当なキーワードを検索すれば,同じ悩みをもった人達が集う掲示板も見つかるかもしれない.
本来,気が狂いそうなほどの悩みは,最終的には専門家に委ねるべきで,そして,そこまでに至らない深い悩みは近くの人が聞いてあげるか,自分自身で解決すべきものだろう.それこそ,休日のすべてをその悩みに費やすくらい,時間をかけて悩んでもいいはずだ.少なくとも,かわたの十代は,そんな日々の連続だった.
「悩み多い日々だからこそ,青春と言うんだ・・・」とは,私の恩師でもあるとある化学教師の弁だ.氏曰く,「青は毒の色だ,つまり,青春とは,毒々しいものなんだ」ということだそうだ.今の若い人には,本当の青春が不足しているのかも知れない.
「なぜ,自分は生きているのか?」という問いに対する答えは,「それが,わからないから生きている,だ!」と答えたのは,私の大学時代の友人だ.けれども,私は,この問い自体がおかしいと思っている.自分が生きていること自体に「なぜ」は存在しない.逆なんだ.「なぜ」なんて,疑問が出せる時点で,あなたは生きているから・・・ という哲学者みたいな答えを返すと,必ず「そんな意味の『なぜ』じゃない! 生きている理由が訊きたいんだ」と訊き返される.
かわたは,良く「言葉が足りない」と言われるくらいだから,こんなこと書くとやっぱり誤解されそうだけど・・・でも・・・やっぱり「生きている理由なんかない!」って,かわたは答えると思う.つまり,死にたきゃ死ねるんだ,人間は.人間の進化した頭脳に万歳だ.
だから,かわたは,「自分は,今死んでも,後悔しない・・・死にたい」なんて言われると,すごく困る.でも,もしそんな人がいたら,かわたはこう答えるだろう.
「君が死ぬと,悲しむ人がいるはずだ.」
そうすると,死のうと思っている人は,呪いの言葉を吐きながら,
「そんなヤツはいない」
と答えるかも知れない・・・,すると,かわたは答えるだろう.
「こんなに,君の話しを聞いている俺は,少なくとも君が死んだら悲しむ」
これで,その人が死を思いとどまるかどうかはわからない.それでも,死を選んだのなら,かわたは泣くだけだ.
結局,この世に絶望し,死を想った人に希望を与えるのは,物理的な接触の持てる友人や,信頼のおける人の一言だと思う.
うぁ,書きながらヘコみそー・・・いぇぃ!(ちょっと元気を振り絞った)・・・(^^;
翻って,集団自殺も多い,死に至らないまでも,リストカット癖のある人も珍しくなくなった.たぶん,「リスカ」という言葉を聞いて,その意味を理解できない人の方が少ないような気がする.
精神的な悩み,人間関係の悩みなどは,本来,経験を繰り返し,苦しみながら自分自身の力で対処方法を見つけることで精神的に成長できるものなのに・・・ 今を生きる多くの人達は,このような悩みに対しても安易に外界へ答えを求めようとするように見える.
ディープな人間関係の悩みを相談すべきは,自分自身と,そして自分の身の回りでたくさんの時間を共有してきた仲間達であることに気づかずに・・・これって,ヘンだ.そうは思わないだろうか?
自殺が駄目だなんて,どっかの宗教家とか,倫理を語る人達が言っただけで・・・人間には,生きる権利もあるけれど,死ぬ権利だってあると思う.
インターネットのバーチャルな空間の友人は,あなたの死を心から悲しんでくれるだろうか?
携帯メールなんかやめて,自分一人で西日の差し込む部屋で思いに更け,友人と会話できるときは,時間を大切に精一杯の会話をする・・・そんな物理的コミュニケーションを活性化させることが,なんだか少し精神の狂ってしまった日本の未来への処方箋になるような気がするのは,かわたが今,酔っ払っているからだろうか?
もし,いなくても安心していい.自分自身が,自分の一番の友人になればいいだけだ.自分のことは,自分が一番良く知っている,そのくらい自分を見つめてみるといい.
...かわたのつぶやき
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