この現象,今回は仕事中に遭遇したのですが,実は私は学生時代にも同じ失敗をしたことがあるのです(失敗から学ばないとは,恥ずかしい限りなのですが^^;).そのときの入力波形は周波数掃引用の信号で,のこぎり波だったのですが・・・周波数掃引用の信号というくらいなので,信号のDCレベルが非常に重要だということに気がつく人もいることでしょう.そうなんです,信号が入力された直後としばらくしてからで,DCレベルが大きく変わってしまうということで,結構困ってしまった思い出があります.当時は相談する相手もいませんでしたから・・・それはもう,オシロの画面をにらめっこしながら苦笑していたもんです.結局,そのときは,回路的な工夫でコンデンサ両端の電位差を吸収して「ごまかした」んですが,ちょっと特性に問題が出てしまったのも事実です.
 結局,

パルス回路にはACカップリングは使わない!

ように心がけた設計をするのが一番というところでしょうか.

...ACカップリングの考え方


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