Sorry,Japanese only
Last Update 19990515

N1社の場合

 この会社にはT島氏(筆者注:大学時代の筆者の友人)も就職申込書を送っていたらしいです。T島氏が以前、「連絡こな〜い」といって「むかつくー」とかわたを罵っていた会社です。F研究室の方々(筆者注:当時在籍中のN大学大学院の研究室)はご存知でしょう。

 この会社は、最初に記入欄盛りだくさんの就職申込書を書く必要があります。その内容によって「書類選考」をするらしいのですが、そんなの建前だろうと思っていました。しかし、落ちた人がいるところを見るとちゃんと内容を見ているようです。
 書類選考の次には、受付面接なるものがありました。実はかわたは、その日、現場に行って初めて「本当に面接するんだ」ということを知りました。受付面接と言ってはいるものの、ただ、筆記試験の受験票を渡されるだけだと思っていたのです。
 受付面接では、就職申込書に沿って、

「N1を志望する理由、やってみたい仕事」
「N1ついて考えていること」

について聞かれました。また、

「最近興味を持った出来事」

についても聞かれました。また、この申込書の最後に、あるテーマに沿って作文をする欄があるのですが、それの内容についても聞かれました。申込書に書いていないその他のことでは、

「最近読んだ本」
「21世紀を迎えるに当たってN1はどうあるべきだと思うか」

といったことを聞かれました。まあ、受付面接に合否はないので、そのまま1次試験を受けることになります。

 1次試験は「技術I」「技術II・英語」「論述」といった筆記試験です。
 技術Iは、やっぱりきたか・・・そう、SPIです。でも、へんな性格診断のついてないSPIです。まあ、これを受けるのは2度目なので、以前よりはまともにこなすことができました。しかし、現在でもこの考えは変わらないのですが、

「SPIでマークシートを全部埋められるやつは絶対変!」

だと思います。だいたい、かわたは今でもSPIの問題集を熱心に読んでるやつを見ると「そんな知能検査の勉強をするような真似をして楽しいのか?」「俺なら、ぜったい、その問題集を買う金で専門書を買う、秋葉原で怪しいジャンクでも買った方がましだ。」との思いが湧いてきます。そりゃ、かわただって、一度SPIで失敗しましたから、SPIとは何か、何であんなテストするんだろうと思い、本屋で立ち読みしたのは事実です。でも、この本を買いたいとは思いませんでした。だいたい、問題の傾向は同じなので、一度受けたやつは2度目からは自分の実力が出せると思います。自分の実力以上の得点をとって会社に入ってもつらいだけだと思うんだけどなー。

 技術IIは、専門と英語です。専門試験は電気・電子回路、通信工学、情報工学などが入り乱れたすごい問題です。

3つくらいホイートストン・ブリッジが入った回路の一部の抵抗が何Ωになるか求める問題
離散コサイン変換(DCT)を行なうときの処理内容を示したブロックダイアグラムを埋める問題
CRT(ブラウン管)をドライブする回路の部分部分がどういった機能をしているのかをきく問題
MOSトランジスタで組まれたロジック回路のブール代数式を求める問題
AM(振幅変調)回路の入力電力を求める問題

などなど、今となっては忘れてしまった問題もありますが、生物系でこの試験を受けるんだったら、高専時代に電気・電子系だった人で、相当、電気・電子が好きだったやつしか解けないと思います。問題自体は択一式だけど、問題のレベルは、第1級〜第2級陸上無線技術士の無線工学Aのレベルくらいはあります。勘ではほとんど当たらないでしょう。つづいて英語ですが、これは、長文読解の問題が2問くらい出ただけです。

 最後に「論述」の問題が出ました。テーマは「場」です。なんやそれは?と思いましたが、まあ、かわたは文章を書くことは嫌いではないので、なんとかこなすことができました。


 上記の1次試験を通過したので、後日、2次試験(面接)も受けました。このときは、就職申込書の「自己分析」と「学生時代に得たもの」について重点的に聞かれました。実は、わたしにとってこの部分を聞かれることが一番大変なことでした。まあ、「自己分析」はそのとおりなのでなんとでもなるのですが「学生時代に得たもの」は本当大変です。なにしろ研究室のアホ教官のアホさ加減が遠回しに書かれているわけなんですから。
 面接では、その遠まわしに書かれた内容について具体的にどういう事なのか聞いてくるわけです。「相談にのって欲しいときに助手、教授がいない」だの「助手は5時に帰宅するので、もうだめだー」といったことを具体的に語るわけです。「大学の教員といってもいろいろなレベル、性格の人間がいるということを身を持って知りました。」ということになるわけなんですが、最後の方で、面接官に聞かれました。「それじゃ、どういった上司が理想ですか?」かわたは答えました「相談に乗って欲しいときは、ちゃんと乗ってくれて、まともな意見を言ってくれる上司が理想です。」これを聞いた面接官は「それは、あたりまえだよね」と答えるわけです。その他にも、

面接官に「サラリーマンみたいな悩みをもっているんですね」と言われる

こともあり、そんな研究室に所属しているかわたはいったい何なんだと思ってしまいました。
 これらの一連の研究室のダメ教官の話が災いしてか、それともN1に御布施をしていないことがとうとうバレたのか、かわたはN1に2次試験で落ちてしまいました。



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